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20170105

 白一色のテキストエディタを開くといつも、私は体内に白色のセメントを詰め込まれたような気分になり、思考と指先は固く動かなくなる。
 文章を書くということは、意識はそのままで人生をやり直せた場合に似ていると思う。
 人生をやり直すことができた場合、本当に自分はより善い生を全うすることができるだろうか? 幼い自分の眼前には、無限個の人生が横たわっている。その中からまず自分は到達点を選択する。そしてまたそこへ至るために必要かつ最適な行為を無限個の中から選択する。そうやって、そうやって、無限個の中から無限回の選択を行い、1つの箱の中に詰めていかなければいけない。そうして私は目眩を起こす。
 同様に文章を書くときも、到達点(伝えたい/描きたい内容)を選択し、そこへ至るために必要かつ最適な行為(最も説得性の高い論理/展開)を選択し、適当な順番で箱(テキストファイル)の中に詰めていかなければならない。
 幼少期にどのように過ごしたかが後の人格形成において大きな役割を果たすように、文章も出だしの文が読み手の印象に大きな影響を与える。だから、一歩を踏み出すのには特に大きな労力が必要である。
 そして、更にその先に無数の選択行為が立ちはだかっているのを想像すると、思考を放棄した私の指は止まり、怠惰に時間を過ごし、何度目とも知らぬこの生もより善く全うできずに終えていくのである。

 それが嫌だからこそ、私はこの文を書いた。
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とし夫

Author:とし夫
同人サークル(会員1名)です。連絡はfrniceneo6☆yahoo.co.jp(☆は@に)までお願いします。

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